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CATVインターネット




− CATVインターネットとは? −

CATVインターネットは、CATV局がテレビ放送のために地域に配置して いる配線のチャンネルの隙間を利用して、インターネット接続サービスを提供 するという画期的な次世代型のインターネット接続サービスです。 そのため、現在試験中、準備中、将来提供開始などその対応は様々ですが、イ ンターネットブームなどもあり、積極的に取り組むCATV局やサービスを開 始するCATV局が多くなってきました。

− メリットは高速接続と定額制! −

CATVインターネットはモデム接続とは違い、電話回線を経由しないため通 話料がかからず、一定額でインターネット接続サービスを提供したり、他のダ イヤルアップ接続などに比べて高速な接続が可能というメリットがあります。   ダウンロード時に得られたの通信速度の実例。(163kbps) ISDNと同等以上の64kbpsよりも上になるように努力しているCAT V局が多いようです。同じCATVインターネットのユーザーと共有する関係 から常に通信速度はそれよりも上下します。またCATV局によってもその状 態は異なります。 ネットゲームやICQなどのIPなどを利用するインターネットサービスにつ いては、各CATV局がユーザーに提供するサービスや設定などにより異なり うまく動作しない場合もあるようです。詳しくは、各CATV局に問い合わせ てみてください。

− 「ケーブルモデム」と「LANボード」 −

CATVインターネット接続では、CATV回線上で双方向通信をするための 専用モデム「ケーブルモデム」という機器を利用して接続します。このケーブ ルモデムを経由してCATV局と接続し、インターネット網に接続される仕組 みになっています。 CATV専用通信モデム 「ケーブルモデム」 (規格や使用するケーブルモデムは、CATV局によって異なります。) 「ケーブルモデム」の価格は約10万円する代物ですが、基本的にはCATV 局の利用料金にレンタル料が含まれ、貸し出されることが多いです。この場合、 ユーザーのメリットは大きく、自然故障したときに無期限で無料交換などのサ ービスが受けられ、さらに初期負担も軽くなります。 さらにケーブルモデムとPCとの接続には、LANボードを用いてLANケー ブルを介して、PCのにつながります。そのため、今までのTAやアナログモ デムは利用必要なくなりますが、バックアップとすることもできるでしょう。 (CATV局が推奨するケーブルモデムの種類によっては、LANボードを用 いらずに電話回線用モデムに接続できるものもあるようです)

− CATVインターネットへの準備! −

ダイヤルアップなどの場合にはPCのモデム端子に電話配線を差しこむだけで 完了しましたが、CATVインターネットは先に紹介したケーブルモデムとい う機器を設置する必要があり、さらにテレビとは別に専用の通信用配線を単独 で接続する必要があります。 −−−ケーブルモデムまでの配線−−− 基本的にケーブルモデムとCATV回線までの配線は、そのCATV局の専属 の工事店や技術部の方が出向いて工事を行います。そのためケーブルモデムの 設置場所などをあらかじめ検討しておき、指示することになります。 配線方式は、外壁に取りつけられる引き込み/保安器から直接ケーブルモデム へ独立配線を設けるタイプと、次世代の双方向サービスを意識してテレビ分配 器まで1本のケーブルを配線し、テレビ系統のみに放送用フィルターを取りつ けて、分配器直前で振り分けるタイプがあります。   新築などで外観を損ないたくない場合などは、あらかじめ問い合わせることで 先行工事を家の完了前に行っておいてもらいましょう。技術的な基準を満たし 認められれば、双方向用の特殊壁端子も検討くれるでしょう。 −−−PC側の設定/セットアップ−−− ケーブルモデムとパンコン間は基本的に「LAN」(ローカルエリア ネット ワーク)といわれるネットワークインターフェイスを通して相互を接続します。 (大半のCATV局では、そのような形式をとっています)   ケーブルモデムのLANの接続端子(10BASE−Tケーブル接続端子)は 基本的に1つです。パソコンにLANボードを導入するには、まずはLANボ ード(/カード)を取り付け・インストールを行い、パソコンにLANボード を認識させます。そして10BASE−Tケーブルを用いてケーブルモデムに 接続します。詳しくは別ページに掲載しております。

− CATV局から受ける制限 −

各CATV局によって異なりますが、せっかく用意したLANに各種制限を受 ける場合があります。
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− ハードディスクのデータ占有量の制限 −

CATVインターネット接続は、高速なことはご存じの通り。常に新しい内容 を瞬時に取り込むことができます。 しかしブラウザは、一時的にインターネットのページをハードディスクなどに 取り込み、次回から同一ページの接続タイムを大幅に短縮させる機能がありま す。よって、ハードディスクの領域を大きく占有してしまう場合もあります。 せっかくCATVインターネットの高速性を利用するのであれば、ハードディ スクにデータ保存する必要はありませんね。 ブラウザによっては、一時保存ファイルの占有量の指定ができますので、ブラ ウザの「設定」から、一時保存ファイルなどの設定項目を探して制限するとい いでしょう。また、設定のところには、ブラウザによって「今までの保存分を クリアする」という項目もあります。クリアすることによってある程度、ハー ドディスクの領域が広がります。標準設定では60MBも確保されてしまうこ ともあるようです。ブラウザの「ディスクキャッシュ」設定や「一時ファイル」 設定で制限します。 しかし、場合によってはよくアクセスするページに画像が多く採用されていた りする場合などは、ディスクキャッシュを全く使用させない設定をすると逆効 果になってしまうので、最低限はハードディスクにキャッシュさせておくのも 必要です。

− 眠っているPCを接続端末に! −

型落ちを越えた型落ちのパソコンが眠っていませんか? そもそも眠っている原因は、スペックが悪く新しいOSが乗せられない!とい うのが第一の原因ではないでしょうか?まるけんの家にもペンティアムマシン の一昔前のi486で25MHz、ハード160MB、メモリー6MBという、W in3.1ならなんの問題もなく、Win95ならマイクロソフト社も推奨で きないスペックというかなりお眠りモードのパソコンがあります。(NECの PC98です。アセンブラやマイコン開発では現役ですし、これからもパート ナーです。) しかし、このPCもLANの仲間に入れてあげれば復活する!と勝手に決め付 けてWin95をインストールさせることにしました。(実際はハードの領域 とPCの負荷を軽減させるために、少しばかりconfigを変えてソフト的に応急 処置しています。)(ちょっとそこのところで技術がある方は、ぜひともお薦 めしたいです。) インストール終了後にLANボードを乗せ、同時にCATVインターネット接 続を可能にするために、ブラウザと各ネットワークプロトコルを必要最小限で インストールします。 それでは・・・動作チェック!!! 動きました!!!しかも、LANで他のPCやプリンタを認識しています。ス ピードはさすがにWin95だけあって遅いですが、新しいOSが古いPCに 乗っていることを考えると、不満に感じるものではありませんでした。という より、なにか新鮮です♪蘇ったようです!! 言葉で通じるかわかりませんが、参考までにWin95のスタートをクリック すると、最新PCではアッという間に中身が表示されますが、このPCでは1. 5秒のタイムラグが発生するくらいです。複数のプログラムの立ち上げは・・。 でも、十分です。これでまた一台、CATVインターネット&簡易ワークPC が増えました!!ハードに入れられないソフトは、他のPCやサーバーから共 有できるソフトの場合はお助け作戦で・・・。CATVインターネットの接続 では、PCの欠点をCATVインターネット接続の高速接続性によって補って くれていますから、なんとも快適で、不便には思えませんでした。 このPCを将来的にLinuxを導入する予定でおります。Xウィンドウには 厳しいかもしれませんが、Win95よりは快適にネットワークが楽しめると 思います。古いPCにLinuxを導入すればまだまだ大丈夫です。
Last updated; 2001.1.2
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