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家庭内LANの構築
−− [ネットワークドライブ設定] −−
− ネットワークドライブとは? −
別のページで紹介した「ドライブの共有」では、ドライブにアクセスする度に
「ネットワークコンピュータ」から毎回ドライブやフォルダを辿ってアクセス
する必要があります。
そのためいくら家庭内LANが便利であっても、アクセスが頻繁になると操作
が多くなり、使い勝手が良くない場面も多くなりがちです。
そこで、他のコンピューターで共有されているドライブやフォルダをあたかも
自分のコンピューターに接続されているドライブに割り当てて扱うことができ
るできる便利な機能があります。特にネットワークに対応していないソフトウ
ェアから共有ドライブにアクセスしたい場合には最適です。
この機能を「ネットワークドライブ」といいます。
この機能を利用すると、そのネットワーク上の共有ドライブやフォルダが自分
の「マイコンピュータ」からアクセスできるようになり、いつもハードディス
クにアクセスするように、例えばハードディスクのCドライブのように、ドラ
イブEがネットワーク上の共有ドライブに仮想設定できるようになります。
もちろん自分のドライブ感覚で簡単にアクセスすることができるようになるた
め各種のソフトウエアからネットワーク上のファイルを比較的簡単に編集でき
るなど操作性が一段と向上します。
− ネットワークドライブの設定方法 −
それでは設定方法を紹介します。
まずネットワークドライブ設定はドライブやファイル共有の設定が事前に行わ
れている必要があります。(詳しくは別のページで紹介しています。)
まず「ネットワークコンピュータ」を開き、次に共有ドライブやフォルダから
ネットワークドライブに割り当てたいドライブを右クリックして「ネットワー
クドライブの割り当て」をクリックします。
割り当てができる空いているドライブが順番に表示されますので、希望するド
ライブ名を選んで決定します。(画面はWindows2000の場合です。)
ネットワークドライブの設定画面は、Windowsの種類によって多少画面
が異なります。違いは設定する際に「表示する名前」を設定できる場合と、後
から変更する形で設定するパターンです。
【Windows 95/98/Meの場合】
上の画面とは多少異なりますが、ネットワークドライブの名前を設定時に行う
ことができる項目がありますので、分かりやすい名前をつけておくと便利です。
【Windows 2000/XPの場合】
ネットワークドライブの名前は自動的に設定されます。そのため分かりやすい
名前に変更したい場合は「ネットワークドライブ」の設定後に、マイコンピュ
ータからそのドライブを右クリックして名前の変更を行います。
ネットワークドライブはパソコンを終了すると自動的に解除することになって
いるため毎回設定しなくてはなりません。そこで、次回以降は自動的にネット
ワークドライブを登録させる場合には、上の設定時に「ログオン時に再接続す
る」という項目ににチェックを入れておくと設定が省略できて便利です。
「サブPC」というLAN上の別コンピューターのCドライブを、自分の「メ
インPC」のネットワークドライブにEドライブとして割り当てた場合の例。
画面のように「マイコンピュータ」内にネットワーク上の別のパソコンのドラ
イブが入ります。(アイコンの下にネットワークマークが表示されます。)
例ではフロッピーは標準で「A:」ドライブ、ハードディスクは標準で「C:」
、ネットワークドライブへは「E:」ドライブとして、マイコンピュータから
簡単にアクセスできることがわかります。
− ネットワークドライブの解除方法 −
割り当ての解除は、割り当てたドライブを右クリックし「切断」をクリックす
ると解除されます。
基本的にOS(パソコン)を一度終了すると自動切断されるため、ネットワー
クドライブは基本的にパソコン起動毎に設定する必要があります。ただし、O
Sの種類によってはネットワークドライブの設定時に「ログオン時に再接続す
る」にチェックを入れておくことで自動設定にすることもできます。
Last updated; 2005.6.27
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