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ネットワークウィザード
Windows XP編
−−− ネットワークウィザード −−−
Windows XPには、一般的な設定のほかに初心者がわかりやすくネッ
トワーク設定ができるように「ウィザード機能」が用意されています。
このページではステップ毎にわかりやすい「Windowsのネットワークウ
ィザード」についてご紹介します。
【注意】
ウィザードはとても分かりやすく設定できる一方で、簡単な設定が多いためと
ても大切なセキュリティ部分の詳細設定が省略されており、その点もウィザー
ドに安心せずに認識しておくことが大切です。
そのためウィザード設定後でもそれぞれの目的に合わせて、さらに詳しい解説
ページを用意してありますので、必要な設定をひとつひとつ確認しながら設定
を行う必要があることを心がけておきましょう。
上級者の方や一度設定された経験がある方、初心者の方でも「ウィザードを利
用せずにひとつひとつ確認しながら安全に導入したい」場合は、専用の「構築
ページ」を参考にされることをおすすめします。
− ウィザードでできること −
ネットワークウィザードでは、以下の設定が一通り完了するように設計されて
いますが、説明などが少なく分かりにくいため詳しくご紹介します。
【ウィザードで設定できる項目】
・インターネット接続の共有
1台のパソコンとインターネット接続を複数のパソコンでインターネットがで
きるように拡張することができます。ブロードバンドルーターなどを使ってい
る場合はこの機能は必要ありません。
・インターネットファイアウォール
セキュリティ機能です。インターネットなどの外部からパソコンへのアクセス
を制限することで安全性を向上させることができます。
・ファイル/フォルダ共有
パソコンのファイルやフォルダを共有することができます。
・プリンタ共有
パソコンに接続されたプリンターをネットワークにつながる他のパソコンから
印刷できるようにすることができます。
このページではそれぞれの利用用途に合った詳しい解説をします。
− ウィザードの開始 −
Windows XPのフォルダ/ファイル共有の設定時にウィザードを利用
すると、インターネット接続共有(ICS機能)やセキュリティ機能(ファイ
アウォール)など、特にインターネットセキュリティの設定を細かく設定しな
がら安全に共有設定を進めることができます。
●ウィザードの開始方法
ウィザードは一番最初にネットワークに関係する設定を行ったときに自動的に
表示されたりします。そのため2回目や自動的に開始されないときは次を参考
にしてください。
「マイコンピュータ」→「マイネットワーク」をクリックして、「ホーム/小
規模オフィスのネットワークをセットアップする」を選択します。
ウィザード開始画面。「次へ」をクリックして進みましょう。
LANやネットワーク環境、各種デバイスが有効になっているのか確認します。
確認ができたら「次へ」をクリックします。
正常にLANのネットワークが機能している場合には上の「接続方法の選択」
画面が表示されます。ここで表示されるパターンはネットワーク環境毎にそれ
ぞれ適した設定を正しく行う必要があります。
●「その他」
上級者向けの設定です。ウィザードを中止して直接ドライブの共有設定を行い
ますので、知識がある方のみ利用することをお勧めします。
それぞれの設定パターン毎に次に紹介します。
− 「インターネットに直接接続」の場合 −
●「インターネットに直接接続している場合」
ADSLモデムや光収容モデム(メディアコンバータ)などと直接パソコンを
接続している場合や、ルーターではなくHUBを使って同時に数台接続できる
ネットワーク環境である場合にこちらを選んで設定します。
(グローバルアドレスがパソコンに割り振られている場合に設定します。)
正しく選択してから「次へ」をクリックします。
【参考】
もしこの時点でネットワークが無効である場合やデバイスが正常に動作してい
ないときには上のエラー画面が表示されますので各種確認をしてみてください。
まずはそのパソコンでインターネットに接続しているネットワークデバイスを
正しく選択します。
複数のネットワークデバイスが登録されたパソコンの場合に表示される画面。
インターネットやLANなどのネットワークが複数存在する場合は自動的に適
切な設定を行ってくれる「適切なネットワーク接続を検出する」を選択して「
次へ」をクリックします。
手動で設定を行いたい場合は「ネットワークへの接続を選択する」を選びます。
LAN上での「コンピュータ名」と「コンピュータの説明」が設定できます。
既に家庭内LANなどが構築されている場合には、前回登録してある設定値が
表示されますので確認して「次へ」をクリックします。
LAN上での「ワークグループ」が設定できます。
既に家庭内LANなどが構築されている場合には、前回登録してある設定値が
表示されますので確認して「次へ」をクリックします。基本的にグループ名は
家庭内LAN上などの全てパソコンと共通の名前で設定する必要があります。
(共通ではない場合、ファイル共有やプリンタ共有の際に不安定になることが
ありますのでしっかり確認しましょう。)
ウィザードの最終確認画面です。ここまで設定してきた内容が表示されますの
で確認をして「次へ」をクリックすると設定が完了します。
ここまでの設定でネットワーク共有を行うための初期設定は完了しました。
引き続き、目的別の設定をそれぞれのページに戻って行いましょう。
− 「ネットワークの別のコンピュータ経由など」の場合 −
●「ネットワークの別のコンピュータ経由または住宅用ゲートウェイ経由でイン
ターネットに接続している場合」
ブロードバンドルーターを利用している場合やルーター内蔵型のADSLモデ
ムなど「ルーター機能」が有効になっている環境で選んで設定します。
(プライベートアドレスがパソコンに割り振られている場合に設定します。)
正しく選択してから「次へ」をクリックします。
LAN上での「コンピュータ名」と「コンピュータの説明」が設定できます。
既に家庭内LANなどが構築されている場合には、前回登録してある設定値が
表示されますので確認して「次へ」をクリックします。
LAN上での「ワークグループ」が設定できます。
既に家庭内LANなどが構築されている場合には、前回登録してある設定値が
表示されますので確認して「次へ」をクリックします。基本的にグループ名は
家庭内LAN上などの全てパソコンと共通の名前で設定する必要があります。
(共通ではない場合、ファイル共有やプリンタ共有の際に不安定になることが
ありますのでしっかり確認しましょう。)
ウィザードの最終確認画面です。ここまで設定してきた内容が表示されますの
で確認をして「次へ」をクリックすると設定が完了します。
− ウィザード完了後の各設定 −
上に紹介したウィザードが完了しましたら、あなたの本来の目的に合った設定
を引き続き行いましょう。
【注意】
ウィザード後でもそれぞれの目的に合わせて、次に紹介するさらにセキュリテ
ィを意識した各ネットワーク利用設定を行ってください。より安全なネットワ
ーク環境構築のためにもすぐに次のステップに進めましょう。
Last updated; 2005.8.10
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